心大血管疾患リハビリテーションの
量や質による急性心筋梗塞患者の
予後改善効果を検証し、心リハの未来を創っていく

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JROAD-CRとは
JROAD-CRとは

JROAD-CRとは

日本心臓リハビリテーション学会
理事長 牧田茂
琉球大学大学院医学研究科
循環器・腎臓・神経内科学教授 大屋祐輔
福岡大学医学部 心臓・血管内科学
教授 三浦伸一郎

急性心筋梗塞(AMI)では、急性期の早期治療として再灌流療法の有効性エビデンスは確立し、本邦でも広く普及しています。
心大血管疾患リハビリテーション(以下、CR)は、急性心筋梗塞患者の予後を改善するとされていますが、再灌流療法の進歩に伴い入院期間は大幅に短縮しています。現在の状況でのAMI患者における心リハの予後改善効果を再評価し、問題点を抽出後、 その対策を検討し更なる普及に努める必要があります。
今回、循環器疾患診療実態調査(以下、 JROAD)のデータと別途実施するCRの有無による予後を含む調査データを合わせることにより、CRの量や質によるAMI患者の予後改善効果を確認するとともに、保険診療における妥当性などに関する問題点(費用対効果など)を抽出し、それらを検証することを目的とした後ろ向きレジストリ研究(JROAD-CR)を実施します。
対象者は、2014年の1年間にJROADで収集されたAMI患者(約5000例)を抽出します。抽出条件は、2019年度の心リハ学会認定研修施設の39施設と、年間50件以上のAMIが入院している施設から無作為に抽出します。
本研究の主旨をご理解いただきご協力のほど宜しくお願いいたします。

研究デザイン

多施設後ろ向き観察研究

研究対象者

2014年1月1日~12月31日までに日本循環器学会が毎年循環器専門研修施設・研修関連施設を対象に実施されている「循環器疾患診療実態調査 (JROAD)」で収集されたJROAD-DPCに登録され急性心筋梗塞で入院した患者

選択基準 : 20歳以上の急性心筋梗塞で入院された方
除外基準 : 陳旧性心筋梗塞患者

研究方法

DPCデータと各参加施設にて調査する医療情報と予後を含むデータとを突合しデータベースを作製する。